キャンプ場で安全に飲める水を確保するために(自然水の危険性を知ろう)

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Hello!ピー子です🦍

キャンプ場の水ってゴクゴク飲んでも問題無いんでしょうか?
わたしはキャンプ場に電車で&徒歩で行くので、水を持っていくのが大変。「現地調達できれば楽だわ」と思い調べてみました。
ほとんどのキャンプ場では給水所があります。日本の水道水は厳しく水質管理されているため、水道局から給水される水であれば基本的には問題ありません。
そう、ポイントは水道局が管理している水道水であるかどうか・・・

キャンプ場によっては、川の水や井戸水、湧き水を給水している場合もあります。

  • 「生水は飲めない」旨の掲示
  • 川の水や井戸水」であることの掲示

このような掲示がある場合もあれば、無い場合もありますので、水に関する知識は非常に重要です。

結論! キャンプ場では安全に飲める水を確保しよう

知ってほしいこと
  • 水道局が管理している水かどうか
  • 住宅地に供給されている水ではないということ
  • 川の水・井戸水を飲むのは危険

キャンプ場は人里離れた場所であり、都市部や住宅街のように人口の多い場所ではありません。

維持管理についても優先順位は低く、たとえ水道局が管理しているものであっても安全性が担保されていない可能性もあります。

キャンプ場の水に関し、確認してみましょう。

目次

キャンプ場で調達する水の種類と安全性

給水所から出る水

蛇口をひねった水をそのまま飲める国は非常に少ないことをご存じですか?

日本はその中の一国。アジア圏ゆいいつとも言われています。

日本の水道局が管理する水の性質は非常に安全で高い品質を維持しています。しかし水道局から出てキャンプ場に供給されるまでの配管や蛇口などの設備が問題無いとは言い切れません。なんといってもキャンプ場は屋外なので、一般家庭に供給される水とは異なる環境であることを認識しておきましょう。

鉛製給水管を使用している場合、鉛の成分が水に溶け出る恐れがあります。鉛製給水管は1980年代後半まで使用されていたもので、法定耐用年数は40年。超過している可能性もあります。

水質基準の塩素濃度。水道水は必ず塩素によって微生物の消毒をしています。塩素は人体にとって有害な物質になり、水道水特有のカルキ臭がその原因でもあります。

都市部や住宅街と異なり、屋外に設置された蛇口でもあります。不特定多数の人が利用していることや、衛生上の問題がある可能性も。そのまま飲むことはお勧めできません。

自然の水(川の水や井戸水、湧き水など)

川の水、井戸水、湧き水、これら自然の水は飲めません。飲んではいけないことを知りましょう。

なぜか?

野生動物の「飲水・水浴び・糞便・死骸」などが原因で、ウイルスやバクテリアなどが水中に含まれている可能性が高いです。

・ウイルス(ロタウイルス・ノロウイルス・A型肝炎ウイルスなど)
・バクテリア(大腸菌・サルモネラ菌・コレラ菌・赤痢菌など)
・原虫(エキノコックス・ジアルジア・クリプトスポリジウムなど)

また、上流の民家や山小屋からは糞便や合成洗剤が流れ出ている可能性がありますし、農地があれば農薬の影響、地質が悪ければ有害な地質物質の影響を受けることにもなります。

このような水質の水を積極的に飲む必要はありません。「飲めない」ことを認識しておきましょう。

キャンプ場で水を安全に飲むには

給水所の水

給水所の水を利用する場合は、どこから供給されている水か必ずキャンプ場の管理者に確認をしましょう。川の水や井戸水の場合は、安全性が不十分なため直接口にすることは避けましょう。

水道局から供給されている水であっても直接飲むことは控えた方がいいと思います。

持参する(これが一番安全です)

ペットボトルの水を購入し持ち込むか、ウォータージャグで自宅から持参しましょう。

わたしはいつもキャンプ場付近のコンビニなどで2.0リットルの水を1本調達します。ちょうど使いきれる量であり最も安全な方法です。デメリットはゴミの廃棄ができない場合、持ち帰る必要があること。

ウォータージャグは様々な製品があります。利用人数に適した容量のあるウォータージャグが用意できれば安全ですね。

浄水器でろ過する

給水所の水が水道局の管理している水である場合、浄水器でろ過し利用することで安全性がぐっと上がります。

アウトドア用として人気がある携帯浄水ボトルは、セイシェル(seychelle)が人気です。製品紹介ページでは川の水も利用できることを説明されており、ウイルス・バクテリアの除去率は99.9999%を売りにしています。

デメリットは容器が1人分の容量になってしまうことです。ファミリーなど多人数でキャンプを実施する場合は効率が悪いです。

煮沸殺菌する

自然水に関しては、煮沸殺菌することで中にいる菌のほとんどは死滅します。推奨されている方法は、沸騰させてから5分程しっかり加熱すること。しかし、熱に耐性がある雑菌もあり煮沸した井戸水から感染した事例もあるので、煮沸殺菌でもリスクがあることは理解しておきましょう。

ろ過してから煮沸殺菌する

高性能の浄水器にてろ過された水であれば水質は大幅に改善しますが、それでも不安がある場合はさらに煮沸殺菌をおこなうと安全性も安心感も高まります。

まとめ:キャンプ場で安全に飲める水を確保するためには

川の水・井戸水などの自然水は飲めないことを理解しましょう。

水道局が管理した水であっても共有で利用されている給水所になりますので、そのまま飲むことは衛生的ではありません。

最も安全な方法は「持参すること」

ペットボトルやウォータージャグに入れて持ち込むことでリスクを回避できます。

キャンプにおいて水は必要不可欠です。

安全な水が飲めること、安全においしく調理できることはキャンプを最高に楽しむ上で大切な材料。

キャンプ場には事前に水を調達して行きましょう!

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